昨今、妙に社会福祉系列の公共団体や企業法人のサイトを構築したり、グラフィックやウェブを活用した戦略的なアドバイスやサポート・制作をしてます。
少子高齢化や社会格差などの様々な要因で行政では対応できず、かといって社会福祉法人では人手も予算も足りず法人を解散しているところも増えているようです。
良し悪しは別にして、厚労省では「社会福祉法人制度」として法人団体を連携させた経営基盤強化を図っています。
大きな組織でサービスを連携させ経営基盤を強化したい一方で、現場ではもっと違う視点で地域ニーズの接点をつくっている人たちもたくさんいます。
カフェや角打ちスタンドをつくったり、商品デザインの小売りをキーにしたり…
社会福祉とひとくちにいっても幅が広く底が深いので、多様なアプローチがあります。
そういう現場の意識をみると、いまの社会福祉の現場では日常的に関わりあうモノ・コト・ヒトが必要になっているんだなと思います。
多様なサービス需要で、対応サービスも人材不足もどうしたらいいのかわからない状態のところが多いですが、ともかく接点をオープンにつくり、その接点をどうデザインしてみせていくか。そういう視点で間接的に社会福祉に取り組んでいるところが非常に興味深く、個人的な楽しみ(いわば副業的な意味合いとして)と専門性が共存していてイキイキした場所に感じられます。
関わったデザインの立場からですが、こういう「イキイキした場所」をどのように作り、利用してもらえるようにするかが多分大事で、目的のための小さな手段をどう街に溶け込ませ、評価(予算化)するかがポイントのような気がします。
そこには常に流れがあり、日々の増減や揺れがありつつもゆったりと安定感のある接点を考えて試していくことだと感じています。
“デザイン”は制作物だけに限らず、上流工程から一緒に考えていくことが可能です。
ミッション、ビジョン、バリューをしっかり組み立て内外に示し、小さな意見が通りやすく実行しやすい組織づくり、そこからの発信の仕方や見せ方など、現場まで一貫して関わっていくことが可能です。
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