経済産業省や特許庁が「デザイン経営」について推進し始めて5年ほど経つかと思います。まだまだ「デザイン経営」や「デザイン思考」といった言葉は経営層に馴染みがない方もいるかと思いますが、ちょこちょことその言葉をキーワードに考えている方もみかけるようになりました。
しかしながら、実際に「デザイン経営」は何なのか、本は読んだけど具体的に自分の事業は何をしたらよいのかわからないなどの話はよくお聞きします。そんな皆さんは、とにもかくにもお声がけください。コンサルティング会社でなく “実際に手を動かしているデザイナー” に直接お声がけいただくことは重要です!
デザイン経営とは、かっこよくてキラキラしてるものと思いがちですが、実際はそういうことではありません。
そもそもデザイン自体をそのように捉えている方もいらっしゃいますが、デザインは多様です。商品やサービスユーザーとの接点におけるメッセージを伝えて共感してもらったり、特長をよりわかりやすいく伝えたり、顧客満足度の高い体験していただくための設計だったり。。。そういうブランド価値をつくること。
それとデザインには新しい価値を掘り起こして、イノベーションを起こす手伝いをすることができます。
そのような事業の活性化を起こすために意思決定の段階でデザインの視点を取り込みましょう、というのがデザイン経営です。
特許庁がまとめた「みんなのデザイン経営」」には3つのフレームと9つの入り口があります。
3つのフレーム
・会社の人格形成
・企業文化の醸成
・価値の創造
デザイン経営といわれると小難しい気がしてしまいますが、実際の経営に落とし込むと、経営者ならどういう人にどういう価値を提供しているのかなど一度は考えてきたことばかり。デザイン経営は、それらをアップデートしより尖らせ、絞って、シンプルで中心がブレない経営をすることだと考えています。
シンプルにすればおのずと事業の価値創造がしやすく、何をしたらよいか、何をめざしたらよいかがわかってきます。
わたしが中長期にわたり伴走させていただいている企業様も、段々と鋭くそぎ落とされて、事業の伸びはもちろん、ファンが増えたり、仲間が増えたりといったはたから見ても“いい雰囲気”を纏った経営者がいます。
デザインは大企業のものではなく、中小企業や個人経営の方こそ力を発揮できるツールですよ。
コロナ禍を経験し、そこからどうしたらよいかずっと考え続けている経営者の皆さん、一度デザイン経営に触れて事業を見直してみませんか?
デザイナーにはいろんな引き出しがあります。そして一番力を発揮することができるのは上流工程から関わり、中長期スパンで伴走させていただくことです。
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